ここでは、専業主夫の主なメリットとデメリットを詳しくご紹介しています。
昨今、生き方や価値観の多様化を背景に、徐々に増えつつあると言われる専業主夫。あるアンケートで「専業主夫になりたい(なってもいい)」と答えた若者が全体の2~3割に達するほど、主夫という生き方が市民権を得てきた状況でもあります。
ただし、そうとは言え専業主夫は決して「楽」な稼業ではありません。メリットが多い一方で、様々なデメリットも抱えつつ生きていかなければなりません。それらメリットとデメリットを相殺したうえでプラスを感じられる人こそ、専業主夫に向いている人とも言えるでしょう。
専業主夫の主なメリットを5つ見てみましょう。
家事には、やってみた人にしか分からない特有の大変さがあります。一方で仕事にも、やってみた人にしか分からない特有の大変さがあります。
どちらが大変なのかを同じ土俵で比較することはできません。ただし、会社を辞めて専業主夫になれば、少なくとも会社特有の大変さやストレスから解放されることは確かです。
仕事をしていると、日々、子供の成長を実感しながら凄過ごすことは難しいでしょう。子供と同じ屋根の下で暮らしているにも関わらず、普段は仕事のことで頭の中が一杯。ふとした瞬間に、「ウチの子、大きくなったなあ~」と感じる程度でしょう。
専業主夫になれば、毎日、子供の成長を肌で感じながら過ごすことができます。大切な子供が少しずつ成長していく様を見ることは、親にとってこの上ない喜びです。
会社勤めをしていると、寝ても覚めても頭の中は仕事のことで一杯。ともすると、家族というカタマリよりも、所属部署というカタマリのほうが緊密に感じられるかもしれません。
専業主夫になると、カタマリは家族しかありません。会社勤めをしていたとき以上に、家族の一体感を感じることができるでしょう。
現代日本において専業主夫という生き方は、少なくとも一般的ではありません。周囲から好奇の目で見られたリ、古い価値観の人からは見下されたりすることもあるでしょう。
そのような中でも専業主夫という生き方を選ぶということは、自分の価値観・人生観を大切にしているということでもあります。先入観や偏見、世間体に流されない強い意志の持ち主、と言うこともできるでしょう。
専業主夫になりたい男性と専業主婦になりたい女性が結婚することは、恐らくありません。男性が専業主婦を希望し女性は仕事を希望するからこそ、それぞれ結婚を決意したはずです。
すなわち、夫婦双方、希望に近い生き方ができているということ。他人にどう思われようとも、それが夫婦にとっての自然体なのです。
専業主夫の主なデメリットを5つ見てみましょう。
いかに価値観や生き方が多様化してきたとは言え、専業主夫という存在は、まだまだ一般的ではありません。「一般的ではない」と言うよりも、正確に言えば「極めてレア」な存在です。
だからこそ、古い価値観を持っている人はもとより、普通の価値観を持っている人からも、専業主婦は好奇の目で見られることが多いでしょう。近隣に「専業主夫です」と公言してしまえば気持ちは楽になりますが、公言できずにいると周囲から「あの人、普段は何やってるの?」と冷たい目で見られる可能性があります。
若い人たちの間でも、やや違和感のある専業主夫という存在。まして、親世代から見れば、極めて奇特な存在に映ることでしょう。
女性の稼ぎで食べさせてもらっている怠惰な無職男性のことを、古くは「ヒモ」と言いましたが、恐らく親世代から見れば、専業主夫は「ヒモ」に見えるはずです。
奥様の親は「なんで旦那は仕事しないんだ?」という軽蔑の目で見るかもしれません。ご主人の親は「仕事もしないで格好悪い」という羞恥心を感じるかもしれません。
専業主夫になると、会社勤めをしていた頃とは異なり、自分の自由になるお金が少なくなることがあります。逆に、仕事をしている奥様は、ある程度までお金を自由に使うことができるでしょう。
良くも悪くも、これは給料をもらっている人ともらっていない人の間に発生してしまう宿命のようなもの。専業主婦の女性が家計費から「ヘソクリ」を貯める理由も、そこにあります。
「男は外で稼いでナンボ」という価値観は、古いと言えば古いのですが、まだまだ一般的な価値観であることは否めません。現代でもなお一般的な価値観だからこそ、いかに「俺は俺の意志で専業主夫を選んだ!」と声高に叫んでも、気持ちのどこかで男としてのプライドが傷ついていることがあります。
専業主夫として数年を過ごすと、再就職が難しくなると言われています。もちろん昨今の人手不足の折、仕事の内容や給料の額にこだわらなければ、仕事はいくらでも見つかるでしょう。しかしながら自分が希望する職種に希望する給料で再就職することは、極めて難しいと考えるべきです。
奥様がリストラにあったり、病気になって働けなくなったりすれば、専業主夫たる男性が働かなければなりません。再就職が難しい以上、資格を取得しておくなどして自分のスキルを磨いておきたいものです。
以上、専業主夫の主なメリット・デメリットを確認してみました。
専業主夫になりたいと考えている人の中には、メリットばかりが頭を巡っている人も少なくありません。確かに専業主夫にはメリットが多いと言えますが、周囲の目やお金の問題、再就職の問題などのデメリットとのバランスの中で、よく考えてみることが大切です。
奥様の稼ぎが、いつまでも自動的に入ってくるとは限りません。万が一のことがあればすぐにでも専業主夫を辞めて自分が稼げるよう、覚悟と準備を万全にして専業主夫を目指しましょう。
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